原発性肝癌の9割以上を占める肝細胞癌に対する重要な新薬開発について、ゼリア新薬が手を打ったとのことです。肝癌の画期的な治療薬の一刻も早い実用化が望まれます。
ゼリア新薬はこのほど、医薬品開発企業のテムリックから、同社が開発した肝細胞癌用薬「TM-411」(一般名:タミバロテン)の日本国内における独占的製造販売と共同開発に関するライセンス契約を結んだと発表した。ゼリア新薬は、テムリックに対して契約一時金と、開発段階に応じたマイルストーン、製品上市後に売上高に応じたロイヤリティを支払う。またテムリックの株式約3%を取得する。
TM-411は、東京大学薬学部において創製されたレチノ安息香酸。特に肝細胞癌に多く発現するレチノイン酸α受容体を介し、血管新生抑制や、癌細胞アポトーシス誘導を示すことから肝細胞癌への効果が期待されている。原発性肝癌は年間約4万人の患者が新たに診断され、約3万5千人が亡くなっているという。同社ではTM-411を、原発性肝癌の9割以上を占める肝細胞癌に対する重要な新薬と位置づけ、開発を進めていくとしている。
「TM―411」は、特に肝細胞癌に多く発現するレチノイン酸α受容体を介し、血管新生抑制、癌細胞アポトーシス誘導を示すことから肝細胞癌への効果が期待されます。
原発性肝癌は年間新たに、約4万人が診断され、約3万5千人の方が亡くなっています。原発性肝癌の9割以上を占める肝細胞癌の治療は、外科的切除・摘出の他、経皮的ラジオ波焼灼療法など局所療法が中心であり、経口で安全かつ有効な医薬品が求められています。本剤は、肝細胞癌に対する有効な医薬品として期待されます。
「TM−411」(一般名:タミバロテン)について
「TM−411」(一般名:タミバロテン)は、東京大学薬学部において創製されたレチノ安息香酸(レチノイド)で、強い分化誘導活性等を示す薬剤です。国内においては、東光薬品工業株式会社が2005年に再発・難治性急性前骨髄球性白血病(APL)治療剤として製造販売承認を取得し、同年、日本新薬株式会社から「アムノレイク錠2mg」として販売されております。テムリックは、東光薬品工業株式会社および財団法人乙卯研究所から「TM−411」の開発・提携についてライセンス権の許諾を受けており、今回この権利に基づき当社にライセンスを許諾するものです。
がんばれ、ゼリア新薬! がんばれ、東京大学薬学部!
(引用:IPNextニュース)
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